【千と千尋の神隠し】湯婆婆のセリフと名言などの名シーンをご紹介

【千と千尋の神隠し】湯婆婆のセリフと名言などの名シーン

湯婆婆は『千と千尋の神隠し』の中でも印象深いキャラクターです。

その特徴的な外見と強烈なセリフが、視聴者の記憶に深く刻まれています。油屋の女主人として、また魔法使いとして千尋やハクの名前を奪う彼女ですが、一方で孫の坊には極めて甘い態度を示すことも彼女の魅力の一部です。

本記事では、そうした湯婆婆のセリフの中から特に印象に残るものを紹介していきます。

目次

湯婆婆が千尋に油屋での仕事を割り当てる際のセリフを紹介

映画の初めに千尋が不思議な場所に足を踏み入れた際、ハクの助言により油屋で働くことを決意します。しかし、油屋で働くためには店の主人である湯婆婆からの許可が必要です。この記事では、その際に湯婆婆が千尋に向けて放った記憶に残るセリフをいくつか紹介します。

なんであたしがおまえを雇わなきゃならないんだい!?見るからにグズで!甘ったれで!泣き虫で!頭の悪い小娘に、仕事なんかあるもんかね!

映画のあるシーンで、湯婆婆が一度は大声で千尋に「黙れ」と叱責します。それにもめげず、「それでもここで働かせてください」と千尋が頼む際のセリフは、湯婆婆がどれほど千尋を雇うことに乗り気でなかったかを示しています。このセリフからは千尋の困難に立ち向かう姿勢と、湯婆婆が率直に批判を口にする性格の辛辣さも伝わってきます。

まったく。。つまらない誓いをたてちまったもんだよ。働きたい者には仕事をやるだなんて。。

このセリフは、湯婆婆が千尋に対して強く雇用を拒否した理由を示唆しています。彼女がなぜ千尋の雇用に反対していたかを明らかにし、未知の可能性に対する経営者としての懸念を表しています。彼女の立場からすると、実績のない新人を採用するリスクを避けたいという考えが感じられます。これを聞くと、湯婆婆が直面している経営上の苦労に少し同情してしまうかもしれません。

油屋で従業員を擁護する湯婆婆のセリフや、千尋を称賛する言葉を紹介

湯婆婆は一般的に厳しい言葉や性格の厳しさを示すセリフが目立ちますが、経営者として従業員をサポートする場面や、仕事で成果を上げた千尋を称賛するシーンも見られます。この記事では、そうした湯婆婆の珍しい優しい側面を垣間見ることができるセリフをピックアップして紹介します。

お客様とて許せぬ

初めは千尋を迎え入れることで多くの金を得られると考え、赤字が出るほど食べ散らかされても耐えていたと思われます。しかし、千尋が部屋から逃げ出し、金銭交渉が難しくなったため、これ以上の暴れん坊には耐え難く、攻撃に出たのでしょう。この時点で、千尋を依然「お客様」と呼んでいるのは、以前彼が支払った金に対する一種の敬意かもしれません。

よくやったね、大もうけだよ!ありゃあ名のある河の主だよ~。みんなも千を見習いな

映画のある場面では、あるお客様が重要な河の神だったことが明らかになります。このお客様が店を去った後に大量の砂金を残していたため、湯婆婆は非常に喜び、その場で千尋を抱きしめるほどでした。この喜びの表現から、湯婆婆の感情が非常に高まっていたことが伺えます。さらに、他の従業員に対して千尋を手本にするよう言及しており、千尋が結果を出した際はしっかりと評価する湯婆婆の経営者としての有能さが垣間見えます。

湯婆婆の名言を紹介

湯婆婆の多くのセリフを紹介してきましたが、彼女の名台詞はまだあります。『千と千尋の神隠し』を見たことがない人でも、おそらくこの特定のセリフは聞いたことがあるかもしれません。これから、その忘れがたい名台詞を詳しく紹介します。

フン。千尋というのかい?贅沢な名だねぇ。今からおまえの名前は千だ。

これは間違いなく湯婆婆の代表的な名台詞です。荻野千尋という名前を見て彼女が発したセリフは、他人の名前を容赦なく批判することで、彼女の性格の厳しさを浮き彫りにします。

さらに、このセリフからは湯婆婆が他人の名前を奪い、新たな名前を与えることで支配する恐るべき魔法の使い手であることも伝わります。この台詞は湯婆婆の恐ろしさを示すものでありながら、その力の大きさも感じさせる重要な一言です。

契約書だよ。そこに名前を書きな。働かせてやる。その代わり嫌だとか、帰りたいとか言ったらすぐ子豚にしてやるからね。

千尋が働きたいと申し出た際、湯婆婆が契約書を渡しながら放ったセリフです。この時点で千尋の両親はすでに豚に変えられており、湯婆婆の「子豚にしてやる」という言葉は聞く者に衝撃を与えます。

千尋のような9歳の子供が「嫌だ」とか「帰りたい」と言うのは自然な反応で、このシーンを見た多くのファンは彼女の運命を心配したことでしょう。

まとめ

湯婆婆は『千と千尋の神隠し』で非常に印象的なキャラクターで、油屋の厳しい女主人です。

彼女は一見厳しく、従業員や千尋に対しても厳しい態度を取りますが、時には成果を上げた千尋を褒めるなど、その成果を認める一面もあります。また、彼女は強力な魔法を使い、人の名前を奪うことでその人を支配下に置くことができます。この点からも、彼女の恐ろしさと影響力がうかがえますよね。

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