【千と千尋の神隠し】リンの正体や本名は？人気の理由は可愛いから？

2024年6月27日

『千と千尋の神隠し』において、千尋の先輩役として登場するのは油屋の従業員、リンです。リンはサブキャラクターとしての人気が高い一方で、その性別くらいしか明確でなく、本名や真の正体については不明な点が多いです。

また、公式の情報によれば、リンの外見は14歳とされています。彼女は完全な大人とは言えないものの、その様子からは大人の女性のような雰囲気が感じられます。

この記事では、そんな謎多きリンに焦点を当てて詳しく解説していきます。

リンの本名とは！？

『千と千尋の神隠し』は、多くの部分が本編で詳細に描かれていないため、多くの謎を抱えた作品として知られています。特にリンの本名については、頻繁に議論の対象となります。

映画では、油屋で働く従業員たちは湯婆婆との雇用契約により、本来の名前を失って新しい名前で呼ばれるようになります。例えば、主人公の千尋は契約書に名前を書いた際に「千」という名前を与えられますし、ハクもまた本名を湯婆婆に奪われています。これに基づいて、リンも千尋やハクと同じく本来の名前を失っている可能性が高いとされています。

考えると、リンの名前もおそらくは元の名前の一部を取って命名されたものでしょう。しかし、彼女の過去や本名については作中で明らかにされていないため、これらはすべてファンの間での推測に留まります。リンの本名には「林」や「凛」といった漢字が含まれていた可能性もあり、さまざまな解釈が可能です。

リンの正体は妖怪なのか！？

リンは『千と千尋の神隠し』で重要なサブキャラクターとして登場しますが、彼女の本当の正体については様々な憶測が飛び交っています。

リンの人間説

リンが人間ではないかという推測は、彼女の人間らしい外見から生じています。実際、宮崎駿監督が過去に「煙突描きのリン」というプロジェクトを構想していたこともあり、リンがその影響を受けている可能性があります。しかし、リン自身が千尋を見て驚いた反応を見せていることから、彼女が本当に人間である可能性は低いでしょう。

リンのナメクジ説

油屋の従業員には、性別によってモデルとされる生物が異なり、女性はナメクジがモデルとされています。しかし、ナメクジを模した他の女性従業員と比較して、リンの容姿や特徴は異なるため、この説にも疑問が残ります。

リンの狐説

リンが狐であるという説は最も説得力があります。ジブリが発表したイメージボードに「リン（白狐）」との記載があったことがその根拠です。リンの色白の肌や特徴的な目の形が、この説を支持しています。

リンは謎に包まれた存在ですが、千尋の頼れる先輩として数々のシーンで印象的な活躍を見せています。彼女の背景や正体についての考察は、映画の楽しみの一つと言えるでしょう。

リンが可愛い！と思うシーン

初めに、リンの魅力的なシーンをいくつかご紹介しましょう。映画内でリンが現れる場面は多数存在しますが、中でも彼女の可愛らしさが際立つシーンを選んでみました。

イモリの黒焼きを受け取るシーン

イモリの黒焼きを受け取るシーンでは、リンが釜爺の指示で千尋を湯婆婆のもとへ連れて行く場面が描かれます。当初、リンは人間の姿の千尋を見て驚き、一緒に行動することを渋りますが、釜爺が説得のために上質なイモリの黒焼きを差し出します。

この贈り物を見たリンは、最初の抵抗を忘れて、照れくさそうにそれを受け取ります。通常は男勝りな振る舞いのリンも、この甘い誘惑には弱く、その反応が非常に可愛らしい一面を見せています。このシーンはリンの感情が色濃く出た貴重な瞬間で、特に注目すべきです。

千尋が湯婆婆との契約を無事に終えて帰ってくるシーン

千尋が湯婆婆との契約を無事に終えて帰ってくるシーンでは、リンの印象が変わる瞬間が描かれます。以前は千尋を不器用だと評していたリンですが、危険な湯婆婆との交渉を乗り越えた千尋に対し、「心配してたんだ」と声をかける様子から、彼女の面倒見の良さや優しさが伺えます。この行動は、非常に愛らしく感じられるでしょう。

異世界に迷い込んだ千尋にとって、突如始まった油屋での生活は不安で一杯だったはずです。そんな中でリンが優しく声をかけることで、千尋は大きな安堵を感じたでしょう。リンはこの出来事をきっかけに千尋の世話を積極的に行い、物語が進むにつれて二人は親密になっていきます。

リンがかっこいいと思うシーン

次はリンの魅力的なカッコいいシーンを取り上げます。彼女の可愛い側面とは異なりますが、これらのシーンからもリンの魅力がしっかりと伝わってきます。

千尋と一緒に夜食をとるシーン

千尋と一緒に夜食をとるシーンでは、リンが油屋で働く背景について千尋に心情を打ち明けます。彼女が油屋で働く具体的な理由は語られませんが、千尋やハクのように何かしらの特別な事情を持っている可能性が示唆されます。

リンは油屋にいることを望んでいないと明かし、「いつかは必ずこの場所を辞める」と力強く宣言します。このシーンはリンの強い意志を感じさせ、彼女のカッコいい一面と決意を強調しています。

カオナシに対するリンの忠告のシーン

カオナシに対するリンの忠告のシーンでは、千尋が銭婆のもとへ向かう際にカオナシが同行しようとします。このときリンはカオナシに「千に何かしたら許さないからな」と警告します。リンは千尋がカオナシを船で連れて行くことに心配しており、カオナシが過去に暴れたことから、二人が一緒にいることで問題が起こるのではないかと懸念していました。

それでも最終的には千尋の決断を尊重し、カオナシを連れて行く千尋を見送ることにします。このシーンでのリンの行動は、彼女の決意とカオナシに対する勇敢な態度を示しており、非常にカッコよく映ります。