『千と千尋の神隠し』で最も印象的なサブキャラクターはカオナシでしょう。その独特なビジュアルは一見の価値があり、視聴者の記憶に深く残ります。この記事では、カオナシの声優やその有名なセリフについて詳しく掘り下げていきます。
カオナシを担当している声優は誰？
カオナシの声を担当したのは、多才な声優であり俳優の中村彰男さんです。中村さんは文学座に所属し、過去にはテレビドラマ『銭形平次』やアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のマシュー役など、多岐にわたるキャラクターを演じてきました。
特に記憶に残る役として、『千と千尋の神隠し』でのカオナシがあります。この役での演技は多くのメディアで取り上げられ、中村さん自身もテレビ出演を果たし、自らの経歴について語ったことがあります。
1960年生まれの中村さんがカオナシを演じたのは41歳の時。カオナシは通常、「ア…」という言葉を発するだけですが、物語中で他のキャラクターを飲み込むことにより、その人物の声を使って話すことができるようになります。
特に、油屋の青蛙を飲み込んだ後は、会話が可能となり、その性格も大きく変わります。中村さんは、この静かながらも時に激しいカオナシの多面性を見事に表現しています。
インパクト大！カオナシが出演する人気の名シーン
『千と千尋の神隠し』の中で特に人気のあるカオナシのシーンをいくつか紹介します。これを機に、映画の内容を振り返ってみましょう。
カオナシが千尋に札を渡すシーン
このシーンでは、千尋が油屋でお風呂を掃除している最中、カオナシが突然薬札を提供します。油屋ではこの札が清掃時に必要ですが、カオナシは必要以上に多くの札を千尋に渡そうとします。
千尋が断ると、カオナシは少し悲しげな表情で去っていくのが印象的です。カオナシは千尋に好意を持っており、彼女を喜ばせようとするものの、千尋は物質的なものに興味がなく、彼の行動は空回りしてしまいます。
カオナシが銭婆と編み物をするシーン
物語後半では、カオナシが従業員を飲み込み、暴れ回ることで油屋は一時的に大混乱に陥ります。この騒動の後、千尋はカオナシを受け入れ、銭婆の元へ連れて行きます。
そこでカオナシは編み物を習い始め、銭婆から技術を認められ、楽しそうにしている姿が新しい一面を見せます。最終的には銭婆と共に生活することを選び、安心感を見つけるようです。
千と千尋の神隠しに出演しているカオナシ以外の声優
千と千尋の神隠しに出演している、カオナシ以外のキャラクターの声優を以下ではご紹介しています。
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| 千尋 | 柊瑠美（ひいらぎるみ） |
| ハク | 入野自由（いりのみゆ） |
| 湯婆婆 | 夏木マリ（なつきまり） |
| 坊 | 神木隆之介（かみきりゅうのすけ） |
| 釜爺 | 菅原文太（すがわらぶんた） |
| リン | 玉井夕海（たまいゆうみ） |
| おしら様 | 安田顕（やすだけん） |
『千と千尋の神隠し』には、今も活躍中の多くの声優・俳優が出演しています。カオナシを含む様々なキャラクターたちが、この映画を特別なものにしていますので、是非注目してみてください。
まとめ
今回はカオナシの声優さんについてみてきました。『銭形平次』やアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のマシュー役などの実力派の俳優、中村彰男さんでした。
ぜひ『千と千尋の神隠し』を見る時の参考にされてみて下さい。
