2024年5月12日より、アニメ新シリーズ「柱稽古編」がスタートした『鬼滅の刃』。このシリーズでは、鬼殺隊の最強の剣士たちが、最終決戦に向けて「痣(あざ)」の発現を目指します。痣は鬼の紋様に似ており、その獲得が剣士たちの目標となります。
煉獄杏寿郎や宇髄天元に痣が出なかった理由とは?
炎柱・煉獄杏寿郎や音柱・宇髄天元に痣が出なかった理由は、決して彼らが劣っていたわけではありません。杏寿郎は炭治郎が痣を発現させる前に戦死し、痣の共鳴条件が満たされていませんでした。天元の場合は、妓夫太郎との戦いで既に毒に侵されており、体温や心拍数を高める状況にありませんでした。これらの理由から、痣が発現しなかったのです。
痣の詳細とその発現条件について
痣とは、全集中の呼吸を極めた剣士が特定の条件を満たすと身体に現れる独特の紋様です。痣を持つ者は「痣者(あざもの)」と呼ばれ、身体能力が飛躍的に向上し、驚異的な速度で傷が治ります。アニメ「鬼滅の刃」では、「日の呼吸の使い手は生まれつき赤い痣がある」との説明がありました。また、痣が一人に現れると、周りの剣士にも共鳴して現れることがあります。
痣の発現条件として、心拍数が200を超え、体温が39度以上になることが挙げられます。成人の平均心拍数は60~100回、体温は36~37度とされるため、痣者の条件は非常に過酷です。
痣の効果とは?
公式ファンブックによると、継国縁壱と同様の痣が発現した者は、戦闘力が飛躍的に向上します。実際の戦闘描写からもその効果が確認できます。
痣のメリット
- 攻撃力の向上: 痣を持つことで、剣士の攻撃力が劇的に増します。
- 身体能力の向上: 体力や速度など、全体的な身体能力が大幅に上がります。
- 「透き通る世界」へのアクセス: 痣を持つ者は、敵の動きを詳細に把握できる「透き通る世界」に繋がりやすくなります。
- 「赫刀」への到達: 痣の発現が、「赫刀」と呼ばれる特殊な刀の状態に到達するきっかけになることがあります。
また、胡蝶しのぶの発言によれば、痣を持つ者は傷の治りも非常に早くなるとのことです。
痣のデメリットとは?
一方で、痣の発現には重大なデメリットも存在します。
短命のリスク: 痣を持つ者は、25歳までに命を落とす運命にあります。これは、継国縁壱の時代の剣士たちも同様で、例外なく25歳を迎える前に死に絶えました。黒死牟によると、痣の出現は寿命を前借りすることに過ぎないとされています。
「柱稽古編」開始時点での痣者
新シリーズ「柱稽古編」開始時点で痣を発現させた剣士は以下の3名です:
竈門炭治郎 「遊郭編」で上弦の陸・妓夫太郎に最後の一太刀を繰り出した際に額の痣の形が変わり、再度「刀鍛冶の里編」で上弦の肆・半天狗との戦いで痣が発現しました。
霞柱・時透無一郎 「刀鍛冶の里編」で上弦の伍・玉壺との戦いで痣を発現。少年を助けようとした際に強い怒りを感じ、その瞬間に痣が浮かび上がりました。
恋柱・甘露寺蜜璃 「刀鍛冶の里編」で上弦の肆・半天狗との戦いで痣を発現。ただし、本人は気づかず、「体が軽かった」と柱合会議で述べています。
まとめ
今回は鬼滅の刃に出演しているキャラで痣に関する基本情報をまとめました。痣が現れることで、剣士たちは上弦の鬼と互角に渡り合う力を得ることができます。「柱稽古編」やその後の最終決戦で、どれだけ多くの剣士が痣を発現させるかが重要な鍵となるでしょう。